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THE W歴代優勝者の現在は?売れた芸人と勝因の真相を徹底比較

嵐山 弦 嵐山 弦 • 更新: • 公開: • 読了約 11 分
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日本テレビ系列で年末の風物詩として定着した「女芸人No.1決定戦 THE W」。賞金1000万円と「日テレ系番組出演権(日テレ冠特番+各人気番組出演の副賞)」を巡り、毎年し烈な笑いの火花が散らされてきました。しかし、視聴者やバラエティ番組ウォッチャーの間で常に議論の的となるのが、「王者に輝いたあと、真のブレイクを果たしたのは誰なのか?」というシビアな現実です。

ピン芸人、正統派漫才師、トリオコント、そしてアヴァンギャルドな不条理芸まで、多彩なクイーンたちが誕生してきた一方で、ネット上では審査基準や「大会後の露出格差」に対する鋭い視線が注がれ続けています。初代覇者ゆりやんレトリィバァからフリーとして歴史を塗り替えたにぼしいわしまで、歴代クイーンたちの知られざる勝因と、2026年現在の立ち位置を追究します。

【歴代早見表】THE W歴代優勝者一覧と決勝大会の足跡

thew優勝者

まずは2017年の第1回大会から積み重ねられてきた、歴代チャンピオンの歴史を振り返ります。大会の歴史は、そのまま女性芸人の芸風の多様化の歴史でもあります。

【THE W 歴代チャンピオン一覧】

・第1回(2017年):ゆりやんレトリィバァ(吉本興業)/ピン
・第2回(2018年):阿佐ヶ谷姉妹(ASH&Dコーポレーション)/コンビ
・第3回(2019年):3時のヒロイン(吉本興業)/トリオ
・第4回(2020年):吉住(プロダクション人力舎)/ピン
・第5回(2021年):オダウエダ(吉本興業)/コンビ
・第6回(2022年):天才ピアニスト(吉本興業)/コンビ
・第7回(2023年):紅しょうが(吉本興業)/コンビ
・第8回(2024年):にぼしいわし(フリー)/コンビ

大会初期は全国的な知名度を持つ実力派が戴冠する傾向にありましたが、中盤以降は劇場の現場叩き上げや、フリーランスの地下シーン出身者まで王座を掴むなど、大会の権威性とガチンコ度が大きく増してきました。歴代決勝進出者たちの顔ぶれを見ても、今やM-1グランプリやキングオブコントと遜色ない熱量を放つ賞レースへと変貌を遂げています。

歴代優勝者は現在どうなった?「本当に売れた」芸人の明暗と現在地

「THE Wで優勝したのに、翌年テレビで見かけない芸人がいるのはなぜか?」という疑問は、検索窓に常に打ち込まれる読者の最大の関心事です。歴代クイーンたちの現在地を追うと、テレビバラエティでの生き残り戦略におけるシビアな生存競争が浮き彫りになります。

ゆりやんレトリィバァ初代王者は、優勝直後から圧倒的な地肩の強さを見せつけ、のちに『R-1ぐらんぷり2021』も制覇。主演ドラマ『極悪女王』での肉体改造と怪演を経て、米・ハリウッド挑戦へと舵を切るなど、もはや賞レースの枠組みを超えたグローバルアイコンへと飛躍しました。

バラエティ界で最も安定したポジションを築いたのは阿佐ヶ谷姉妹と3時のヒロインです。阿佐ヶ谷姉妹はNHKでのドラマ化やエッセイヒットを経て、全世代に愛される文化人枠・お茶の間枠を確立。一方、3時のヒロインブレイク経緯は、福田麻貴の切れ味鋭いツッコミと回し役、ゆめっちのかなでが持つ強烈なキャラクターの掛け算が見事にハマり、情報番組やゴールデン帯のレギュラーを総なめにしました。

対照的に、コント職人としての地位を固めたのが吉住です。バラエティの平場でも媚びない毒舌と洞察力で唯一無二のポジションを確保し、ドラマ出演や脚本執筆などクリエイターとしてのオファーが途切れません。一方で、オダウエダや天才ピアニストはテレビの消費サイクルに溺れることなく、NGK(なんばグランド花月)やルミネtheよしもとなどの劇場番長として漫才・コントの質を磨き続け、玄人筋からの絶大な支持を集めています。

ネットを揺るがした勝因の真相|オダウエダの賛否から紅しょうがの執念まで

大会の歴史の中で、勝敗をめぐる論争が最も白熱した局面がいくつか存在します。その筆頭が第5回大会におけるオダウエダ優勝理由をめぐる視聴者の大激論でした。

最終決戦で披露された「カニのストーカー」ネタは、ナンセンスかつアヴァンギャルドの極致であり、大衆的な分かりやすさを求める視聴者からは「なぜこれで勝てるのか?」と困惑の声が殺到しました。しかし、審査員席に座ったプロの作り手たちは「誰も見たことがない笑いの地平を切り拓いた勇気」と「構成の狂気」を高く評価。保守的な予定調和を打ち破った瞬間として、お笑い史に刻まれることになりました。

一方、共感と熱量で会場を支配して涙の戴冠を果たしたのが紅しょうがです。5度目の決勝進出となった第7回大会、紅しょうがTHE Wネタとして披露した「スカートをパンツに挟んだまま歩いている女子を救う」漫才は、熊元の破天荒なパワーと稲田のリアルな情念が融合した珠玉の一本でした。東京進出直後の覚悟が観客と審査員の心を掴み、満場一致の空気感を作り出したのです。

さらに第8回では、事務所に所属しないフリーの立場から勝ち上がったにぼしいわしTHE W優勝という歴史的事件が発生。圧倒的なワードセンスと練り上げられた構成力で大手事務所の有力勢をなぎ倒し、「組織力ではなく純粋なネタの面白さで勝てる」ことを証明しました。

阿佐ヶ谷姉妹・吉住の決定打|ネタの評判が呼び込んだ「確固たる信頼」

バラエティ番組での消耗を免れ、息の長い活躍を続ける王者の共通点は、優勝決定時のネタそのものが「代えの利かない名作」だった点にあります。

第2回を制した阿佐ヶ谷姉妹優勝ネタは、入院患者と見舞い客によるサスペンス風の「誘拐コント」と「歌ネタ」でした。日常の些細なおばさんあるあるを卓越した歌唱力と演技力でコーティングした世界観は、審査員だけでなく全国の視聴者に「上品で知的な笑い」という強烈な信頼感を植え付けました。

また、第4回の吉住THE Wネタ評判は、賞レース史に残るレベルで絶賛されました。1本目の「女審判」、2本目の「銀行強盗に恋する人質」で見せたのは、人間の内に潜む歪んだ執着と孤独を笑いに昇華する圧倒的な演技力です。大会審査員を務めた松本人志氏や友近氏からも絶賛を浴び、単なる一発屋とは一線を画す「本格派コント師」としての看板を一夜にして手に入れました。

「THE Wはやらせ?」審査員批判と採点システムの劇的進化

THE Wを語る上で避けて通れないのが、初期に渦巻いた「審査基準への疑問」とTHE Wやらせ噂の真相です。

第1回・第2回当時は「一般審査員(オーディエンス)投票」の比重が高く、知名度や会場のウケ量に流されやすい構造になっていました。その結果、テレビ的な人気先行ではないかという不満がネット上で噴出し、やらせ疑惑や大会軽視の風潮に繋がってしまった暗黒期がありました。

しかし、制作陣はこの批判を重く受け止め、劇的な制度改革に踏み切ります。THE W審査員歴代の布陣を見直すと、友近、アンガールズ田中卓志、笑い飯哲夫、ミルクボーイ駒場孝、マヂカルラブリー野田クリスタル、麒麟川島明など、M-1やキングオブコントの覇者・ファイナリスト級の「現役実力派芸人」をずらりと揃えるガチガチの布陣へと移行しました。

審査員が投票した理由をその場で理論的に解説するシステムが定着したことで、不透明感は一掃。今やTHE Wは「やらせが入り込む余地のない、最もシビアなタイマン審査バトル」として業界内外で高い評価を得るに至っています。

【the w 優勝 者】に関するよくある質問(FAQ)

Q1:THE Wで優勝した芸人に贈られる賞金や副賞の権利はどうなっていますか?
A1:優勝賞金は1000万円です。さらに日本テレビ系列の人気番組(『有吉の壁』『踊る!さんま御殿!!』『世界一受けたい授業』など)への出演権と、日本テレビでの「冠冠特番」を制作・放映してもらえる権利が副賞として与えられます。

Q2:歴代優勝者の中で、テレビ出演本数が最も多い芸人は誰ですか?
A2:個人・グループとしての露出度では、3時のヒロインと阿佐ヶ谷姉妹が突出しています。3時のヒロインはバラエティ特化型として情報番組のコメンテーターやMC業に進出し、阿佐ヶ谷姉妹は老若男女に嫌われないクリーンな好感度を武器にCMやレギュラー番組で長年安定した実績を残しています。

Q3:優勝していない歴代決勝進出者で、大会後に大ブレイクした芸人はいますか?
A3:ヒコロヒーやAマッソ、蛙亭(イワクラ)、ぼる塾などが代表例です。特にヒコロヒーは決勝で敗退したものの、その後のトーク力と独特の気だるいキャラクターがバラエティ関係者の目に留まり、現在ではキー局で冠番組を持つトップタレントへと駆け上がりました。

まとめ:賞金1000万円の栄冠から「本物のスター」が生まれる時代へ

草創期の試行錯誤を経て、名実ともに最高峰のコンペティションへと成熟した女芸人No.1決定戦。初代ゆりやんレトリィバァが切り拓いた道は、阿佐ヶ谷姉妹や3時のヒロインによる大衆的人気の獲得、吉住や天才ピアニストによる純粋なネタ評価、そしてにぼしいわしによるフリーランスの奇跡へと確実に受け継がれてきました。

THE Wの王冠は、決して「一生の売れっ子手形」ではありません。しかし、全国ネットのゴールデンタイムで己の芸を日本中に見せつけ、審査員という厳しいプロの目を納得させたという事実は、芸人生命において揺るぎない背骨となります。テレビのバラエティから劇場の舞台、動画配信、さらには海外のステージまで、歴代クイーンたちがそれぞれ異なるフィールドで輝き続ける姿こそが、この大会の持つ真の価値を証明しています。

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嵐山 弦
コンテンツディレクター 嵐山 弦
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芸能報道を13年担当。事務所の公式リリース、本人・家族のSNS、各社の一次取材を突き合わせ、未確認の話は掲載しない方針です。

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