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嵐の所属事務所は現在どこ?契約形態の違いと2026年最新動向を解剖

篠原 麻耶 篠原 麻耶 • 更新: • 公開: • 読了約 19 分
目次

旧ジャニーズ事務所のマネジメント解体とSMILE-UP.への移行、新会社STARTO ENTERTAINMENTの発足を経て、国民的アイドルグループ「嵐」を取り巻く環境は激動の数年間を駆け抜けました。2024年4月にメンバー5人が共同出資して立ち上げた「株式会社嵐」の設立、二宮和也氏や松本潤氏の相次ぐ独立、櫻井翔氏と相葉雅紀氏の契約選択、そして2026年5月31日に東京ドームで幕を閉じたラストツアー『ARASHI LIVE TOUR 2026 We are ARASHI』におけるグループ活動の節目と大野智氏の退所発表にいたるまで、ファンの間では「現在の嵐の所属事務所は一体どうなっているのか」という疑問が渦巻いています。

グループの権利関係と個人活動のマネジメントが完全に切り離された現在、5人の契約形態は芸能界でも類を見ない高度なモザイク状の構造を描いています。報道各社の一次取材、登記情報、STARTO社の公式発表資料、そしてメンバー自身が折々に語ってきた生々しい言葉を手がかりに、嵐の所属事務所をめぐる真相と最新動向を解き明かします。

【2026年最新】嵐の所属事務所は現在どこ?5人の契約形態の違いを解説

嵐事務所

「嵐の所属事務所は現在どこなのか?」という問いに対する正確な答えは、「グループとしての嵐は株式会社嵐に所属(STARTO社とエージェント契約)し、個人の所属先は5人バラバラである」となります。かつてのように「メンバー全員がひとつの事務所に所属し、グループも個人も一括管理される」という旧ジャニーズ時代の専属マネジメント体制は完全に消滅しました。

最初に、グループとしての活動基盤を担保しているのが株式会社嵐です。2024年4月、活動休止中であった大野智氏を含むメンバー5人が全員で出資を行い、自らの意思決定機関として立ち上げました。この法人が主体となり、旧事務所の後継企業であるSTARTO ENTERTAINMENTとグループ単位でのエージェント契約を締結しています。コンサート制作、ファンクラブプラットフォームのインフラ運用、大規模なマーチャンダイジングなど、巨大資本と現場実動部隊を必要とする領域においてSTARTO社のリソースを活用する仕組みです。

一方で、メンバー個々のマネジメント窓口は以下のように明確に分かれています。

二宮和也:個人事務所「オフィスにの」による完全自立
旧事務所の性加害問題に伴う混乱の最中、2023年10月という最も早い段階で独立を決断。「自分の活動は自分で責任を持つ」というスタンスのもと、個人事務所「オフィスにの」を設立しました。自身のX(旧Twitter)でホームページ制作の進捗を報告したり、スケジュール管理を姉と協力して行うなど、徹底して個人主導のフットワークを維持しています。嵐としての活動時のみ、株式会社嵐を通じてSTARTO社と連携するスタンスをいち早く確立しました。

松本潤:個人事務所設立による独立とクリエイティブの追求
2024年5月末日をもってSTARTO社との個人契約を終了し、個人事務所を設立して独立。NHK大河ドラマ『どうする家康』の主演を経て、俳優業のみならず舞台演出や大規模イベントプロデュースを手がける松本氏にとって、旧来の事務所枠組みにとどまらないクリエイティブの裁量権確保が最大の独立理由と報じられています。グループの演出を一手に担ってきた責任感から、株式会社嵐の取締役メンバーとしてSTARTO社との折衝には深く関与し続けています。

櫻井翔・相葉雅紀:STARTO ENTERTAINMENTへの残留と強固なパイプ
報道番組『news zero』でキャスターを務める櫻井翔氏と、多くのレギュラーバラエティを抱える相葉雅紀氏は、STARTO社と個別契約を結ぶ道を選びました。テレビ各局のレギュラー番組や大手スポンサーとの長期契約を円滑に維持するためには、同社が持つ手厚いマネジメント機能と現場サポートが不可欠であるという現実的・戦略的な判断が働いています。二人は旧事務所時代からのスタッフとの信頼関係を重視し、組織のインサイドから後輩たちを支えるハブとしての役割も担っています。

大野智:ラストツアーを区切りとしたSTARTO社退所
2020年末から芸能活動を休止していたリーダーの大野智氏は、2024年の株式会社嵐設立には「5人の絆と権利を守るため」に名を連ねました。そして2026年5月31日、東京ドームで開催された『ARASHI LIVE TOUR 2026 We are ARASHI』の千秋楽をもってグループ活動の終了がアナウンスされた際、STARTO社からの正式な退所が公表されました。芸能界の第一線から完全に距離を置き、自身のペースで静かに生活を送るという当初からの意思を貫いた形です。

【検証資料 1】当時のメディア報道・掲載写真(出典:sponichi.co.jp)

【データ比較】嵐メンバー5人の現所属・契約形態・役割一覧

メンバー5人の所属先、契約形態、窓口の違いはファンにとっても複雑です。現在の法的な位置づけと実務上の役割分担を整理した客観データが以下の比較表です。

メンバー 個人活動の所属先・法人名 STARTO社との契約形態 主な業務範囲と特徴
大野 智 個人(株式会社嵐 株主) 退所(契約なし) 2026年5月末でSTARTO社退所。グループ資産の権利者として名を残しつつ私生活を優先。
櫻井 翔 STARTO ENTERTAINMENT 個別契約(専属/エージェント併用) 報道・キャスター業を中心に大手メディアとの調整をSTARTO社が全面バックアップ。
相葉 雅紀 STARTO ENTERTAINMENT 個別契約(マネジメント委託) バラエティ番組、動物番組、MC業などの現場マネジメントを同社スタッフが手厚く統括。
二宮 和也 オフィスにの(代表取締役) 個人契約なし(グループ経由のみ) 映画・ドラマ・YouTube(よにのちゃんねる)等を自社管理。嵐案件のみSTARTO社と協業。
松本 潤 個人事務所(代表取締役) 個人契約なし(グループ経由のみ) 舞台・映像出演に加え、演出・プロデュース業務を自社推進。STARTO社とは対等なパートナー。

嵐の事務所をめぐる経緯まとめ|SMILE-UP.から株式会社嵐設立までの激動

現在のような複雑かつ洗練された体制に行き着くまでには、日本の芸能史を揺るがす数々の出来事がありました。嵐の事務所をめぐる経緯のまとめを時系列で振り返ると、彼らが下した決断の重みが浮き彫りになります。

発端は2023年秋、創業者の性加害問題を契機とした旧ジャニーズ事務所の事実上の解体でした。補償業務に専念するSMILE-UP.と、タレントの受け皿となる新マネジメント会社STARTO ENTERTAINMENTへの分社化が進む中、長年トップを走り続けてきた嵐のメンバーたちは深刻な岐路に立たされました。「事務所の看板」に頼る時代が終わり、自らの手で未来を選択しなければならない局面に直面したのです。

2023年10月、二宮和也氏が口火を切るように個人での独立を宣言。「事務所の活動休止や社名変更の波に巻き込まれず、作品作りに集中したい」というクリエイターとしての直感的な判断でした。しかし二宮氏は同時に「嵐が再開するときは、自分も嵐として参加する」と言明し、グループを見捨てたわけではないことを強調しました。

そして2024年4月19日、世間を驚かせる発表がなされます。メンバー5人が連名で「株式会社嵐」の設立を発表したのです。登記簿によると設立は4月10日。特筆すべきは、代表取締役に就任したのが芸能関係者ではなく、エンターテインメント法務の第一人者である弁護士・四宮隆史氏だった点です。四宮氏は映画監督やクリエイターの権利擁護に定評がある人物であり、メンバーが法律とビジネスの専門家をトップに据えたことは、「感情論や事務所の都合ではなく、法的に確固たるガバナンスを築く」という強い意志の表れでした。

この法人の設立により、嵐という知的所有権(IP)、肖像権、商標権のコントロール権をメンバー自身が掌握。その上でSTARTO社とグループ単位のエージェント契約を結びました。これにより、旧事務所のネガティブな遺産から距離を置きつつ、大手事務所のインフラだけを合理的・実務的に活用する体制を整えたのです。

【検証資料 2】活動歴および当時の関連ビジュアル記録(出典:pbs.twimg.com)

【実態検証】ファンクラブ運営と活動再開の可能性|現場目線で見えたリアル

嵐の事務所問題において、ファンが最も固唾を飲んで見守っていたのがファンクラブ(FC)の運営体制と活動再開の可能性でした。公称300万人以上、年間数十億円規模の会費が動くモンスターファンクラブの存続は、ビジネス的にも極めてセンシティブな課題だったからです。

活動休止中も年会費を維持しながら会員限定コンテンツを配信し続けてきた嵐ファンクラブ。ネット上や知恵袋、SNS上では「休止中なのに会費を取り続けるのは事務所の延命策ではないか」「大野くんが戻らないのに存続させる意味はあるのか」といった厳しい意見が一部で噴出したことも事実です。しかし、多くのファンが「5人の居場所を残してくれている証拠」として会員証を更新し続けました。

この巨大なコミュニティの運営実務は、株式会社嵐の意向を反映しつつ、STARTO社傘下のファミリークラブシステムが受託する形で維持されました。チケット転売防止システムや会員データベースの管理には莫大なサーバー費と運用ノウハウが必要であり、独立した5人だけで担うことは物理的に不可能だったためです。

そして2026年5月、東京ドームで開催された『ARASHI LIVE TOUR 2026 We are ARASHI』は、まさにこの二層構造が結実した瞬間でした。松本潤氏の指揮による圧巻のステージ演出、櫻井翔氏と相葉雅紀氏の安定したパフォーマンス、独立して経験を積んだ二宮和也氏の表現力、そして数年ぶりにファンの前に姿を現した大野智氏の歌声。客席からは割れんばかりの歓声と涙が溢れました。関係者席で取材した音楽誌記者は次のように語っています。

「ステージ上の5人には、かつてのような事務所の顔色をうかがうプレッシャーは微塵もありませんでした。自分たちが立ち上げた会社で、自分たちが決定したツアーを行い、ファンに直接感謝を告げて一区切りをつける。その表情には、自らの足で立っている表現者特有のすがすがしさが満ちていました」

ツアー千秋楽をもってグループとしての定期的な活動は終了を迎えましたが、株式会社嵐の法人は存続しています。権利を散逸させず、記念コンテンツやアーカイブを公式に管理し続けるための母体として、同社は今なお機能し続けているのです。

一般に知られていない盲点とネットの誤解|「完全解散」か「暖簾(のれん)の維持」か

ネットニュースや週刊誌の見出しではセンセーショナルに「事実上の解散」「空中分解」といった言葉が躍ることがありますが、実態は大きく異なります。ネット上で流布されている主な誤解と、その背後にある真実は以下の通りです。

誤解1:株式会社嵐は税金対策のためのペーパーカンパニーである?
真相:完全な誤りです。四宮隆史弁護士が代表に就いていることからも明らかなように、同社は「嵐」という巨大なIPに関する契約主体として実質的に機能しています。STARTO社とのエージェント契約の締結、グッズの版権管理、映像配信の許諾など、法的な意思決定をメンバー5人の総意として行使するためのガバナンス機関です。

誤解2:二宮や松本の独立は、STARTO社との「決別・不仲」によるもの?
真相:感情的な対立ではなく、純粋なビジネスモデルの転換です。二宮氏は自著やインタビューで「嵐という実家があるからこそ、外に出て挑戦できる」と語っており、松本氏もSTARTO社主催の大型イベントで演出協力を継続するなど良好なパートナーシップを保っています。個人としては自由な裁量を求め、グループとしては古巣のリソースを借りるという合理的な役割分担に過ぎません。

誤解3:グループ活動終了=すべての権利や思い出が抹消される?
真相:従来の芸能界では、メンバーが事務所を去るとグループ名が使えなくなったり、過去の映像が封印されるケースが散見されました。しかし嵐の場合は、メンバー自らが出資した「株式会社嵐」がグループの主体となっているため、権利が一方的に奪われるリスクがありません。いわば「老舗の暖簾(のれん)をメンバー自身が守り続けるための法人化」だったと言えます。

【検証資料 3】公の場での発言・インタビュー報道記録(出典:Smart FLASH)

【プロの結論】昭和型「共依存マネジメント」の終焉と健全なバウンダリー(境界線)の確立

嵐の所属事務所をめぐる一連の変遷は、単なるアイドルの契約問題にとどまらず、日本社会における労働環境や組織と個人の関係性の歴史的転換を象徴しています。

昭和から平成にかけての日本の芸能界を支配していたのは、いわば「疑似家族的な共依存マネジメント」でした。事務所はタレントにとっての「親」であり、生活のすべてを面倒を見る代わりに、絶対的な服従と専属契約を求めました。これは昭和の家庭に見られた「ステージママ文化」や、日本企業特有の終身雇用・滅私奉公の縮図でもありました。タレントは事務所という巨大な庇護のもとでしか生きられず、そこから外れることは「裏切り」と見なされる心理的力学が働いていたのです。

しかし、嵐のメンバーが選択したのは、互いの心理的・職業的な「バウンダリー(境界線)」を明確に引くことでした。「グループとしての絆」と「個人としての生き方」を混同せず、法的な枠組み(株式会社嵐)を介して整理した点に、極めて成熟した大人の知性が宿っています。

大野智氏の「自由な生活を送りたい」という個人の尊厳を尊重し、引き留めて無理に活動させるのではなく、全員が納得する形でラストツアーを実現させたこと。二宮氏や松本氏の「個人の仕事は自らリスクを取って動かす」という独立心を受け入れたこと。そして櫻井氏と相葉氏が「既存組織の強みを活かしてメディアに向き合う」という役割を引き受けたこと。これは家族的しがらみから脱却し、「個として自立したプロフェッショナル同士が、共通の目的のために連帯する」という新しい時代の組織論です。

【プロの判断基準】このモデルから学ぶ「自立と組織」の選択基準

嵐が切り拓いた「エージェント型・法人併用型」の働き方は、現代のすべてのビジネスパーソンやクリエイターにとっても示唆に富んでいます。どのような人がこのモデルを目指すべきか、判断基準は明確です。

独立・エージェント型が向いている人:
自らの市場価値を客観視でき、スケジューリングやギャラ交渉、法務チェックなどの事務的リスクを自己責任で背負える人。二宮氏のようにスピード感を持って新しいプロジェクト(YouTubeや個人制作など)を自走させたいクリエイター気質の人。

組織残留・手厚いマネジメントが向いている人:
大手メディアやナショナルクライアントとの長期的な信用取引が業務の中心であり、現場での実務(番組出演や現場調整)に100%集中したい人。営業やトラブルシューティングを信頼できる組織に委託することで最大のパフォーマンスを発揮できるタイプの人。

【嵐 事務 所】に関するよくある質問(FAQ)

Q1:株式会社嵐の代表取締役を務める四宮隆史氏とはどんな人物ですか?
A1:映画プロデューサーであり、エンターテインメント分野に精通した著名な弁護士です。NHKの大河ドラマ制作陣や著名な映画監督の法務・エージェント業務を手がけてきた実績があり、メンバー5人全員が法律面・ビジネス面で全幅の信頼を置ける中立的な専門家として招聘されました。

Q2:二宮和也や松本潤が独立したのに、嵐のツアーに参加できたのはなぜですか?
A2:グループ「嵐」としての活動窓口が株式会社嵐に一本化されており、個人の所属事務所とは切り離されているためです。二宮氏の「オフィスにの」や松本氏の個人事務所は、株式会社嵐から「嵐メンバーとしての出演業務」を受託・連携するスキームをとっているため、所属が異なっても何ら法的な支障はありませんでした。

Q3:嵐のファンクラブはグループ活動終了後どうなりますか?
A3:2026年5月の活動終了後も、過去のアーカイブ映像や会報、記念コンテンツの配信、メンバー個々の動向を知らせるプラットフォームとして、形を変えて運営が継続されています。ただし新規のグループツアー申し込み等は予定されていないため、会費の更新や会員特典の変更については公式ファンクラブサイト(STARTO社および株式会社嵐の共同案内)の最新規約を必ず確認してください。

まとめ:自立と連帯が生んだ新たなエンタメの地平

「嵐の所属事務所は現在どこなのか?」という疑問の背景には、激動の時代においてアイドルが自らの尊厳とキャリアを守り抜くための、緻密で勇敢な闘いがありました。

株式会社嵐という自前の拠点を構え、STARTO社とプロフェッショナルなエージェント契約を結び、個人としてはそれぞれの適性に応じた契約形態を選ぶ。彼らが示したこの構造は、旧態依然とした芸能界の主従関係を打ち破り、タレントが主体性を持って自らの未来を選択できることを証明しました。

2026年5月の節目を経てグループとしての活動には一区切りがつきましたが、彼らが築き上げた「株式会社嵐」という絆の器と、5人が切り拓いた新しい生き方のモデルは、これからも色あせることなくエンターテインメント界の道標として輝き続けます。

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篠原 麻耶

美容と健康を担当。学会資料・公的機関の公開資料・専門家監修記事を一次情報とし、体験談と根拠を分けて書きます。

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